観音山公園は楕円の椀を伏せた形の独立峰で、日向灘を一望におさめる景勝地です。登山道には「八十八ケ所」とよばれる石仏が並んでいます。
一ツ瀬川が日向灘に注ぐ所では、沿岸流によって堆積した砂が長い砂洲を造っています。砂洲の長さは約2.5kmあり、内側は、波の荒い外洋とは異なる静かな水面の深い入り江となり、独特の景観を造っているのが特徴です。
この付近は低く平らな土地で、水田やハウスが広がっています。田んぼの中に鬼付女峰という丘があり、頂上から入り江の様子をながめることができます。丘の上は観音山公園と呼ばれており、石仏や灯台があります。観音山公園へ続く坂道は、勾配のきついところもありますので、ゆっくりとマイペースで登ることをお勧めします。