佐土原歴史資料館「鶴松館」は中世の典型的な山城で自然の地形を利用した佐土原城は難攻不落の城であり、伊東氏の日向国48城支配の要の城として整備されていきました。
平成9年の発掘調査で、佐土原城は、山城には珍しく南九州では例を見ない天守台(天守閣)を備え、金箔瓦を使っていたことが、明らかになり考古学ファンを引きつけました。
鶴松館は寛永年間の城跡をもとに復元されたもので、大広間、書院、数奇屋(佐土原人形を展示する土人形館)の三棟からなっています。
平成元年(1989)に発掘調査が行われ、柱穴・根石や石組・木組の暗渠などの遺構が見つかりました。これらの遺構に基づいて、二の丸跡に大広間・書院・数寄屋が復元され、平成5年6月に鶴松館が開館しました。