西都原古墳群は宮崎県のほぼ中央に位置する西都市の市街地西方を南北に走る、標高70メートル程度の洪積層の丘陵上に形成されている日本最大級の古墳群です。現在、高塚墳311基が現存し、その内訳は前方後円墳31基、方墳1基、円墳279基であるが、他に横穴墓が10基、南九州特有の地下式横穴墓が12基確認されています。大正元年から6年にかけて東京大学・京都大学などの考古学者・歴史学者で組織される調査団によって、我が国始めての本格的な古墳の調査が行われました。
県立西都原考古博物館、西都原古代生活体験館、古墳の内部を復元した鬼の窟古墳などの施設があります。
史跡内の「西都原考古博物館」はロマン溢れる古代日向の情報発信の拠点として、多くの見学客を迎え入れています。公園内は宮崎を代表する花の名所としても有名です。