石井十次は慶応元年(1865年)町内は馬場原で生まれ、岡山孤児院、茶臼原孤児院の創設者として有名です。石井十次は、「孤児の父」「社会福祉事業の先駆者」と呼ばれ、日本で最初の孤児院を創設して、生涯を3,000人を超える孤児の救済に捧げました。
石井十次生誕の家は、十次が岡山県医学校に入学するまで育った家です。木造瓦葺平屋建の102㎡、一部補修され現在は館野家の住宅になっており、邸内には石碑と案内板があります。石井十次の生家は現在は品子夫人の系列の館野氏の一般住居となっているので、内部は見学できません。
1990年に石井十次顕彰会(宮崎県)により石井十次賞が創設され、毎年、石井十次の精神を継承し福祉活動に尽力している団体にこの賞が贈られています。