内場仏飯講の碑は市指定史跡として指定されています。
内場とは霧島山麓の「里(さと)」のことで、「西諸県・北諸県・鹿児島県大隅地方」の総称といわれています。講とは、同宗同門の団体のことです。「仏飯」を供え、そのお下がりを分け合って食べたことから仏飯講と言われています。ここの仏飯講では、年1回、同門衆が集い、読経し、豆腐を食して、宗教弾圧や拷問(ごうもん)による、あるいは割腹してまでも法灯を守りぬいた犠牲者の現在も供養が続けられています。
念仏禁制下で密かに組織された講の一つである仏飯講を記念し内場仏飯講の碑が建てられました。仏飯講の他にも焼香講、元焼香講、お花講、煙草講、御鏡講等いろいろの講があります。