まきばの桜は小林市役所から県道104号線をコスモス牧場に向かって南下し、細野中学校手前信号を右折したところにあります。こちらの桜は明治42年、当時陸軍の軍馬を育てていた軍馬補充部高原派出部の部長、二宮信騎兵大尉が、防風林としてソメイヨシノを千本植樹し、戦前は「軍馬の桜」として親しまれてきました。
しかし、レジャーも多様化する中で桜も影をひそめるようになったものの、小林青年会議所の呼びかけで、ボランティア団体「小林さくらの会」が発足し、軍馬の桜は「牧場のさくら」として復興しました。春の宴、桜祭りは毎年3月末頃開催され、夜桜、花火があり県外からも多くの方がシーズン中は訪れ賑わいます。生駒富士と呼ばれる夷守岳や霧島連峰をバックに咲き誇る約2000本の桜は見応えがあります。