陰陽石は、宮崎県小林市東方の浜ノ瀬川内にある夫婦岩です。小林市を流れる浜の背川の上流部に、まさに奇跡と呼ぶにふさわしい景観があります。霧島の噴火で堆積した溶結凝灰岩を川の流れが削ってできた、全国でも珍しい自然の造形です。
およそ180万年前に活発化した火山活動により、多量の火山灰や溶岩が堆積、それが川により侵食されて形成された奇岩です。 高さ17.5mの男根の形状をした陽石と、その傍らに周囲5.5mの女陰の形状をした陰石があります。
陰陽石は古くから縁結び、子宝及び安産祈願の神として崇められていることで有名です。
2009年に宮崎県は陰陽石を宮崎観光遺産に選定しました。最近は観光地としても名を知られるようになり、縁結び、子宝や安産祈願のために訪れる県外の方も多く訪れます。