歴史
宇賀神堂は飯盛山のさざえ堂の境内に隣接しており、江戸時代初期の寛文年間(1661年〜1672年)に会津藩の三代藩主である松平正容によって創建されました。宇賀神は弁才天と神仏習合された存在で、穀物や食物を司る神として五穀豊穣の恵みがあると崇められています。社殿は木造平屋建てで、外壁は真壁造り板張りの建物です。
見どころ
宇賀神堂は飯盛山の神社であり、会津若松の城下町を一望することができます。隣接する「会津さざえ堂」の境内にあり、堂宇内には飯盛山で自刃した白虎隊士19人の霊像が安置されています。明治23年(1890年)に作られた洋装の霊像は今でも多くの人々が参拝に訪れています。宇賀神堂はそのこじんまりとした姿と共に、歴史と縁の深い場所として訪れる価値があります。