福島県耶麻郡猪苗代町および会津若松市にある松平家歴代藩
主が眠る墓所として有名な静かな森の中に佇む『松平家墓地』。
面積は約15万平方メートルと広く、墓域の中腹には西の
御庭、中の御庭と呼ばれる墓所。さらに石段を上ったところ
を入峰墓所があり、通称「院内御廟」と呼ぶ人もいます。
歴史では、初代『保科正之の墓所』は猪苗代町の《土津神社》
に、2代『保科正経』から9代『松平容保』までの墓所は会
津若松市東山町の松平家院内御廟にあると伝えられており、
また2代藩主保科正経は《仏式》。3代藩主松平正容から9代
藩主松平容保までが《神式》によって葬られたそうです。
3代藩主松平正容から9代藩主松平容保までが葬られた神式の
墓は、大変貴重な存在と言われ1987年(昭和62年)に『国指
定史跡』に指定されています。