宮崎市と都城市を結ぶ国道10号線、その中間点辺りに位置する高岡町内山に「去川の関跡」と「去川のイ チョウ」の所在を示す案内標示がります。その表示にそって700mほど脇道に入っていくと、高く聳え 立つそれらしき大樹の姿が目につく去川のイチョウは宮崎の巨樹百選に選ばれています。
樹齢約800年の去川の大イチョウ高岡町去川地区のシンボルであり、秋になると美しく黄葉します。
幹の周囲(胸高)約10m、高さ41m、枝張りは東に約6m、西に約7m、南に約9m、北に約15mあります。国指定天然記念物に指定されています。
平成5年9月3日の台風13号の襲来により、太枝の大部分が折れるなどの災害を受けましたが、その対応として平成6年3月に樹木蘇生治療を行っています。
このイチョウは雌株で、初代島津忠久(1179~1227年)が、薩摩街道であった現在の地に植えたものと伝えられています。