月知梅の梅は、臥龍梅という梅の種類で、今から約200年前(安永、天明年間)までは一株のものでしたが、その後、枝が伏して根を張り、四方に繁殖したといわれ、現在では約70株になっています。国指定天然記念物です。月知梅の梅の蕾の頃は、僅かにピンクがかった色をしており、それが徐々にふくらみ、立春の頃、枝の下の方からから咲き始め、開くと、真っ白い八重の花となります。
月知梅は、延宝元年(1673年)第19代島津光久が来観した時に『月知梅』と命名したもので、数多くの藩主や知名士が梅を見に香積寺を訪れています。
白色八重の花をつけ、毎年2月の中旬頃満開になります。その時期に合わせて、月知梅うめまつりが行われます。