石仏十三体は弘法大師の徳を慕う鹿児島市内の観音講の人々が、四国88ケ所巡礼になぞらえ、大師の尊像88体を伊敷の梅ヶ淵や谷山の慈眼寺、それにこの城山などの史跡や古刹跡に建立されました。弘法大師(空海)は、平安時代初期、中国から密教を学び、日本仏教(真言宗)の租と仰がれ、多くの信仰を集めています。城山には、昭和3年につくられた88体の石仏のうち13体が安置されています。石仏十三体は城山に登る西郷洞窟より上の車道脇に安置されています。
城山展望所から西郷洞窟に向かい道路を下って行くと、途中つづら折りの道の一画にちょっとした広場がありたくさんの石仏を見る事ができます。城山散策時に是非立ち寄ってみてください。