九代藩主・幸教が、義母・貞松院(幸良の夫人)の住まいとして1864(元治元)年に建築した松代城の城外御殿で、当時は「新御殿」と呼ばれていました。
昭和41年(1966)に真田家より当時の松代町(現・長野市松代町)に譲渡されました。
敷地は7平方メートル(2416坪)、建物の建面積は1346平方メートル(約408坪)で、一部2階建てとなっています。
長土塀・冠木門・長屋・土蔵など、大名屋敷の様子を今に伝える貴重な建物です。部屋数は35室にも及びます。
四季折々、訪れる者を楽しませてくれる、水心秋月亭といわれる庭がみごとです。
春には庭園の枝垂桜が見事な花を咲かせます。