日の隈山の麓にある、日の隈公園では、お花見シーズンには、約2000本に連なる並木桜を楽しむことができます。日の隈山は、奈良時代、大宰府への通信手段として設置された烽火跡です。
西は、多久市の二子山、東は鳥栖市の朝日山と繋がり、奈良時代にのろしをあげて知らせる、大宰府への通信手段の役割を果たしていました。外国からの使者などの来訪をのろしをあげて知らせたり、敵の船団の数に応じて、2、3本ののろしを上げて防人たちが伝えた通信伝達の山です。市街地に近く、山頂からは吉野ヶ里遺跡、有明海、雲仙岳を見渡せ、多数の野鳥を観察できるなど、バードウォッチングも楽しめます。