川上峡は、佐賀県佐賀市(旧大和町)にある渓谷です。奇岩、奇勝、瀑布、淵が連続する渓谷とは異なり、両側の山の間を嘉瀬川が滔々と流れる景観が、京都の嵐山を彷彿させることから、九州の嵐山と呼ばれています。上流の桜並木は美しく、4月~5月上旬は鯉の吹流し、8月は花火大会、灯ろう流し、秋は紅葉など四季折々の変化を見せる観光スポットです。
一帯は川上金立県立自然公園に指定されています。また、川上峡温泉が湧出していることから、温泉郷としても知られていて、渓谷の名物となっている白玉饅頭などもあり、一年を通して行楽客で賑わっています。