歴史
御感の藤は、大正天皇が皇太子の頃、小田原御用邸を訪れた際に、藤の花の下に馬が駆け込んで花を散らしたことから、「見事な花に心なきことよ」と感嘆されたことに由来しています。その後、小田原保勝会の人々の尽力によって、大正11年に現在の場所に2株が移植され、これらを「御感の藤」と呼ぶようになりました。
見どころ
御感の藤は、樹齢約180年であり、花付きの良さと長い花房が特徴とされています。この藤は小田原市の天然記念物に指定されており、美しい名木として知られています。3株が植えられており、その広がりは東西33m、南北15mで、約500平方メートルのフジ棚を埋め尽くしています。また「かながわの名木100選」にも選ばれている名所です。