長野県上田市国分にある『尾澤木彫美術館(おざわきぼりびじゅつかん)』は、農民美術の第一人者として歴史に名を残した尾澤千春と敏春父子が制作した木彫作品、約1500点及び、世界各地の木彫人形・民芸品を収蔵・展示する施設。
洋風な面を取り入れた古民家を利用した建物は、新潟の豪雪地帯から移築した寄棟中門造の民家を改装したもの。館内の展示品同様に歴史と当時の建築技術の奥湯傘がつたわる建築物となっている。
館内には飾額、衝立、飾鉢の装飾品や大小の箱類、盆、菓子器、ブックエンド、マガジンラックなどの実用品を多く展示。また世界各地で集めた1200点の木彫人形、民芸品も見応え充分。農民美術の魅力や歴史を垣間見ることができる施設となっている。