上田城跡公園内にある博物館です。
真田、仙石、松平と続いた上田藩の歴史や、上田城、北国街道の宿場に関する資料などを展示しています。
建物は、この地方のかつての主要産業であった養蚕の蚕種業の象徴、蚕室造りをかたどって設計されたものです。
織田信長着用のかわ胴服(重要文化財)をはじめ、真田昌幸の具足など歴代藩主の甲冑、武具が歴史を物語っています。
真田昌幸の具足はその戦功により家臣の河野清右衛門が拝領したものだそうで、佩楯には六文銭の家紋が描かれています。
また、この地方の特産品である上田紬[うえだつむぎ]、染屋焼[そめややき]など、収蔵品は4万5000点に及びます。
敷地内にある、上田城本丸の大手門、隅櫓、土塁、堀などの城郭遺構も見応えがあります。
城櫓との共通券で観覧できます。