徳島県美馬郡つるぎ町の平静な住宅地の中に建つ『旧永井家庄屋屋敷(きゅうながいけしょうややしき)』は寛政3年(1791)の創建された当時の人々の暮らしぶりがわかる文化遺産。
約550坪の敷地を誇る施設は南に切妻本瓦葺の表門。母屋・蔵・藍のネドコなどの建物群が見られ、保存状態も良く当時の歴史を今に伝えるたたずまいを色濃く残した大変貴重な歴史的文化遺産として平成6年2月18日につるぎ町指定有形文化財に指定。庄屋としての特別な格式を備えているのが特徴的。
その他、母屋の西側にあるつるべ式の井戸や鶴亀蓬莱庭園(座視鑑賞式)も必見。落ち着いた佇まいをもち見所が多くあるので、是非近くに来られたら立ち寄って欲しい文化遺産である。