徳島県美馬市脇町にある『脇町劇場(わきまちげきじょう)』は、1933(昭和8)年8月に創建された芝居小屋を利用した「虹をつかむ男」のメイン舞台となった映画上映・演劇をする徳島県唯一の木造芝居小屋。★別称「オデオン座」(フランス・パリにある国立劇場「オデオン座」の外観から由来)
建物は当時回り舞台、奈落などを備えた本格的な芝居小屋として、戦前には歌舞伎や浪曲の上演、戦後には歌謡ショー公演や映画上映など長年多くの人に親しまれた。
時が流れ、建物の老朽化により取り壊される案が浮上。ですが多くの人々の継続の願いや、山田洋次監督の松竹映画『虹をつかむ男』のロケ舞台をきっかけとして平成11年に町指定文化財として創建時の姿に修復しリニューアル開館。
館内では映画上映や演劇及び、貸しホールとしても利用可能。地域の人々に親しまれている劇場である。