徳島県美馬市の吉野川の中流、藍の生産と交易で栄えた豊かな町として知られている脇町にある『美馬市立脇町図書館(みましりつわきまちとしょかん)』は、日本の小説家、ノンフィクション作家、評論家として知られる《司馬 遼太郎(しば りょうたろう)》が訪れたこともある明治初期の蔵や倉庫を利用した純和風図書館。
建物は町並みに調和した白壁が特徴的。設計はいるか設計集団。内部も丸くくりぬかれた天井、変形した窓、曲線を描く手すりがついた階段など随所にこだわりが感じられる造りが見られる。また建築関係では重要な賞として知られる「吉田五十八賞」を1987年に選定。
館内には、本だけでなく「郷土に関する資料、新聞・雑誌、絵本、紙芝居」など豊富。落ちついた空間でゆっくりと読書を楽しむことができる。