徳島県板野郡藍住町にある『藍住町歴史館・藍の館(あいずみちょうれきしかんあいのやかた)』は、平成元年8月1日に開館。藍の生産と藍染に関する資料及び、藍の生活文化の創造と藍の情報センターとしての役割をもつ施設。
昭和62年に11代当主《奥村武夫》氏から旧奥村家屋敷の13棟の建物・13万点におよぶ奥村家文書を町に寄付。旧屋敷内に展示1号館を新設。旧屋敷・奥村家文書・藍関係民俗資料(国指定)の恒久的保存と学術的利用を目的として開館。奥村家住宅主屋、蔵の2棟が国の登録有形文化財に登録されている。
館内には、国の重要有形民俗文化財に指定されている農機具「阿波藍栽培加工用具」や、道具類、藍商の経営資料・流通史料、工程のミニチュアの再現展示、藍染の着物・古布や現代作品を多く展示。また藍染を体験することも可能となっている。