和歌山県串本町の紀伊大島にある『トルコ記念館(トルコきねんかん)』は、昭和49年(1974)に創立。紀伊大島沖で遭難したトルコ軍艦エルトゥールル号及び、オスマン帝国(現在のトルコ)に関連する資料を収蔵・展示する施設。
1890年、串本町大島の樫野﨑の沖合でトルコ軍艦エルトゥールル号が遭難。犠牲者は乗組員656名のうち587名が亡くなった歴史に残る悲しい事件。事件当時、遭難者に対し大島の住民が温かい対応したことをきっかけとして日本とトルコの友好関係が深まったと伝えられている。
館内には、遭難事故当時の様子が伝わるエルトゥールル号の模型、遺品、写真や、トルコ政府から寄贈された品々を展示。またエルトゥールル号が座礁した地点を見ることができる展望台や、施設周辺ではトルコ軍艦遭難慰霊碑があります。