和歌山県田辺市の温泉寺を通り裏手の山へ続く急勾配の遊歩道を約600m上った先にある『曼陀羅の滝 (まんだらのたき)』は、かつて弘法大師が龍神温泉を見つけたときに名付けたとされる伝説の滝。
空海の修行の場としても知られている『曼陀羅の滝 (まんだらのたき)』。ですが全国の人に多く知られるようになったきっかけは、幕末に生きた剣の使い手が主人公とした中里介山の大正~昭和にかけての長い間に書かれた未完の長編小説「大菩薩峠」内で、幕府を倒すと決起したものの失敗。逃走中に失明。ですが曼陀羅の滝で目を洗ったところ全治したということから・・。
白糸が流れるような滝の光景は美しく幻想的。この美しい滝を見に多くの人が訪れる人気スポットとなっている。