八村杉は元久年間に椎葉を訪れた那須大八郎が植えたとされる十根の杉です。十根川神社が八村大明神と呼ばれていたためこの名前が付きました。
八村杉は、元久年間(1,204~1,206)この地を訪れた大八郎が植えたものと伝えられます。別称を「十根の杉」と言い、明治4年まで十根川神社が八村大明神と呼ばれていたことから八村杉と呼ぶようになりました。
樹幹は通直で端正な姿をしており、単幹では県内最大で幹周り19.0m、樹高54.4m目通り幹周り13.3m、枝下地面の全周99mの巨木。周辺の森には、八村杉を取り巻くようにイチイガシやトチノキの巨木が生い茂っており、最近では、この八村杉の周辺の樹林を巨樹の野外博物館として位置づけています。 また、この樹林は、平成10年に十根川重要伝統的建造物群保存地区の特定物件に指定されています。