兵庫県芦屋市に位置する『ヨドコウ迎賓館(よどこうげいひんか)』は、灘五郷の造り酒屋・櫻正宗の八代目当主《山邑太左衛門》の別邸を利用して1989年に開館。アメリカ人建築家《フランク・ロイド・ライト》の貴重な作品を紹介する施設。
芦屋市街を一望できる高台に建つ建物は、帝国ホテルの旧本館の設計でも有名な《フランク・ロイド・ライト》が、灘の酒造家・山邑太左衛門の別荘として設計。
大正13年に完成した邸。外壁や内装に使われている大谷石、エントランスに導かれるアプローチ、迷路状の流れるようなプラン、室内外の空間の細かい出入り、自然光を取り入れた2階の応接間など見所が多い建築物。
大正時代以降の建造物で初、また鉄筋コンクリート建造物としても初という大変貴重な建築物として1974年に国の重要文化財に指定。
館内からは、六甲の山並み・市街地・大阪湾などの美しく壮大な景色を望むことができる。また毎年2月中旬から4月上旬には、雛人形を展示公開するイベントが開催されます。