郷土資料の展示を目的に昭和41年開館した博物館です。
須坂の歴史を知るうえで欠かせないスポットです。
臥竜公園内にあり、貴重な考古資料や近代の製糸産業の資料が展示されています。
常設展示は、「近世の須坂」「糸の町須坂」「須坂の考古学」の3室から成ります。
主な収蔵品は、八丁鎧塚古墳出土品、本郷大塚古墳出土品の馬具類、須坂藩関係資料、養蚕・製糸関係資料、郷土の日本画家の作品です。
八丁鎧塚古墳と本郷大塚古墳は、信濃の古墳文化を代表する資料です。
また、博物館の前には勝善寺(しょうぜんじ)の本堂に付いていた巨大な鬼瓦が展示されています。
勝善寺とは信濃の源氏系の僧が開いたお寺で、昭和初期までは2年参りに訪れる人で大行列だったそうです。
各種講座、学習会、刊行物として『博物館だより』を発行するなどの活動をしています。
博物館のある臥竜公園には、須坂市動物園や須坂市水族館(共に有料)などが整備され、一日たっぷり楽しめます。