国指定史跡である出島(出島和蘭商館跡)では現在、出島復元整備事業が行われています。
寛永13年(1636年)に来航ポルトガル人を居住させるために海中を埋めたてて築かれました。
扇型で、総面積は約15,000㎡(3,969坪余)、建造費銀200貫目(約4億円)。
寛永18年(1641年)平戸のオランダ商館を移してから開国までの約220年間、出島は阿蘭陀屋敷と呼ばれていました。
現在、出島復元整備事業が進み、「ヘルト部屋」をはじめとする5棟、「乙名部屋」「拝礼筆者蘭人部屋」「三番蔵」「水門」「一番船船頭部屋」などが復元されています。
史跡東側では、開国後に建てられた、「旧石倉(復元)」「旧出島神学校(1878年)」や旧長崎内外クラブなどの建物内で出土遺物の展示がされているほか、出島で行われていたビリヤードなどが体験できるスペースが設けられています。