名護屋城は、文禄元（1952年）豊臣秀吉の朝鮮出兵に際して、出兵拠点として築かれ、開戦から秀吉の死で諸大名が撤退するまで、7年間大陸の侵攻の拠点となりました。
城の高さは石垣から推定25～30mであったとされています。面積は約17ha、周囲には130以上の諸大名の陣屋が構築されていました。
文禄・慶長の役の拠点として、秀吉が約1年在陣したとされています。
現在、名護屋城跡と23箇所の陣跡が国の特別史跡に指定されています。
五層七階の天守閣が建っていたとされる天守台、本丸御殿跡では、埋められた石垣（本丸）、本丸大手門跡、大手口をみることができます。
大手口・三の丸警固のための侍詰所があったとされる東出丸は、東方に張り出した長方形の曲輪で、「千人枡」と呼ばれていました。この東出丸跡では、門礎石、玉砂利敷、石段が発見されています。
三の丸跡では、玉砂利敷や礎石が確認されています。また、城内の高台には唯一の井戸跡が残っています。
三の丸と本丸を結ぶ通路跡では、城門の礎石や、石段、大量の瓦が見つかっています。
天守台跡では天守台の割石積石垣をみることができます。また、天守台周辺では金箔を貼った軒丸瓦、鯱瓦が多数発見されています。
平成9年、名護屋城跡の山里丸で茅葺の草庵茶室跡が発見されました。
平成21年の発掘調査で礎石や玉石が確認されました。
その他調査では、16箇所の礎石と半地下部分の敷石の土間であった「穴蔵」の石垣、二箇所の出入り口が確認されています。
名護屋城跡内の見どころ
名護屋城跡のイベント情報
