七ツ釜は、玄武岩が玄界灘の荒波にさらされ侵食されてできた景勝地です。「屋形石の七ツ釜」として、1925年に国の天然記念物に指定されています。断崖の玄武岩に7つの洞窟が並列し、最も大きい洞窟の間口は3メートル、奥行き110メートルになります。洞窟内は遊覧船で見学することができ、七ツ釜の上は展望台や遊歩道が整備されていて、観光スポットとなっています。また、ダイビングスポットとしても知られていて、七ツ釜の海底では弥生時代から江戸時代にかけての数々の遺跡が、地元のダイバーによって引き揚げられており、当時の大陸との交流を知ることができる物もあるとみられているそうです。ダイビングに訪れた際は、遺跡の保護活動をされている地元ダイビングのガイドによる遺跡案内を楽しむことができます。