天文21(1552)年、鍋島清房によって創建されました。その後、初代藩主鍋島勝茂が伽藍・寺領を寄進し鍋島家の菩提寺となりました。4月19日~20日の釈迦堂祭りには、三代藩主綱茂が京都の経師屋、若井利左衛門に写させた、高伝寺蔵の「大涅槃像(横約7m、縦約15.5m)」で、日本には二幅しかない貴重なものが開帳されています。境内にある、樹齢400年の梅の木とともに約700本もの梅花は、2月下旬~3月上旬が見頃で、高伝寺は梅の名所としても知られています。また、境内には樹齢約600年と推定される、大クスの木があります。