東京ドームとは、プロ野球セントラル・リーグ所属の読売ジャイアンツが、本拠地として使用している専用球場です。東京都文京区にあり、日本初のドーム型屋根付き球場で、昭和63年(1988年)3月18日にオープンしました。216メートル四方のドームを持ち、面積は46,755平方メートルあります。
よく容量の大きいものを表すときに、「東京ドーム何杯分に当たります」と引き合いに出されますが、その容積は124万立方メートルにのぼります。外野部分は、選手の体への負担を軽減するため、日本の球場で初めてロングパイル人工芝を取り入れました。
東京ドームは、ホームランの出やすい球場としても知られ、時には「ドームラン」などと揶揄されますが、原因として左中間及び右中間の膨らみが少なく、外野フェンスの高さも、大きいことで知られる札幌ドームが5.75メートルなのに対して、東京ドームは4.24メートルと、1メートル以上も低いのです。当然ボールはスタンドに飛び込みやすいわけで、この他にも空調による風の向きや、湿度の低さも関係しているようです。
野球試合に使われるのは稼働実績の4割程度で、格闘技やコンサートも開かれ、商品展示会にも使用されます。東京ドームホテルと並んで、東京ドームシティの中核施設でもあります。