高知県四万十市にある『安並水車の里(やすなみすいしゃのさと)』は、土佐藩山内家の家老・野中兼山が開発した用水路から水田に水を汲み上げるために設置された風車を再現した公園。
藩政時代、秋田・安並・佐岡・古津賀の4つの村に灌漑用の分水路を設置。これは今で言う水路。田んぼに水をくみ上げるための水車が設置されるようになり、明治の初期には約50基の水車があったと伝えられている。
安並水車の里では15基の水車を地元の方たちの管理により設置。かつてこの地域の生活に潤いをもたらしてくれた水車を間近で見ることができる。
また水車周辺は公園として整備。約450本の紫陽花(アジサイ)が咲き誇る5月下旬~6月中旬には多くの観光客が訪れる人気観光スポットとなっている。