奥羽・北上両山脈より湧き出づる豊かな水と稲作とに恵まれた岩手県一関市にある『世嬉の一酒の民俗文化博物館(せきのいち さけのみんぞくぶんかはくぶつかん)』は昭和61年(1986)に創立。1,600点を超える酒作りの道具を収蔵・展示する企業博物館。★管理・運営は酒造メーカー「世嬉の一酒造」。
施設建物は日本古来の土蔵造り+欧米から技術導入された「トラス組」の小屋組を組み込んだ大正時代に建てられた東北一の規模を誇る木造二階建ての土蔵を利用。展示される作品同様に価値が高く是非見て欲しいポイント。
天井高さ4.5mの土蔵内には米を「蒸かす大釜・昔の酒造用具・酒の神を祭った杜氏部屋」など貴重な品を展示。「世の中の人々が喜ぶような良いお酒を造りなさい」と明治天皇の弟君の閑院の宮様が命名した世嬉の一酒造の歴史がわかる施設となっている。