19世紀初期頃に建てられたといわれる豪農の住宅です。中村家住宅の建築構造は、鎌倉・室町時代の日本建築の流れを伝えています。戦後に建物が残っているという事自体がレアな存在です。
沖縄本島内でこのように屋敷構えがそっくり残っている例はきわめて珍しく当時の上層農家の生活を知る上にも、貴重な遺構であるということで昭和三一年に琉球政府から、昭和四七年に日本政府によって国の重要文化財に指定されました。沖縄県中部に中村家は存在しており、北部への観光の際には北中城インターチェンジから降りる必要がありますが、大変珍しい建築物ですから一見の価値ありです。お土産屋さんも併設しており少し変わったお土産が欲しいという事であれば是非利用しましょう。