長野県小諸市の小諸城の城跡。桜と紅葉の名所として知られ日本さくら名所100選に選定された「懐古園」内にある『小諸市立藤村記念館(こもろしりつとうそんきねんかん)』は、詩人・作家島崎藤村の顕彰を目的として昭和33年(1958)に創立。藤村の小諸時代を中心とした作品・資料・遺品を収蔵・展示する施設。★管理・運営は藤村会。
中山道馬籠宿で生まれた島崎藤村は、私塾の「小諸義塾」の教師として当時の長野県小諸町に赴任。その後詩人から小説家に転じ歴史に名を残す名作を残したことで有名。
館内には、『夜明け前』『破戒』『破戒』『千曲川旅情の歌』『初恋』などの歴史小説の大作を中心として明治32年~明治38年の間に残した著作、原稿、書簡を見ることができる。