福岡県飯塚市にある『嘉穂劇場(かほげきじょう)』は1931年(昭和6年)に建てられた日本に現存する数少ない江戸情緒あふれる歌舞伎様式の芝居小屋。
建物の前身は1921年(大正10年)に大阪・中座を模して建てられた木造3階建ての「株式会社中座」。1928年(昭和3年)に焼失。再建されましが1930年(昭和5年)の台風で倒壊。2003年(平成15年)7月19日の大雨により使用不能になるも地域の人々の力により再建。木造2階建て入母屋造り。間口15間(約27m)奥行23間(約42m)特徴的なトラス形式の小屋組みが特徴。(建物は国の登録有形文化財に指定)。
コンサートや劇など様々なイベントを開催。また旅役者の「全国座長大会」が特に有名。その他大衆演劇の歴史を物語る資料を収蔵・展示。大衆演劇の殿堂として多くのファンに愛され続ける人気の施設となっている。