群馬県利根郡川場村にある『川場村歴史民俗資料館』は、昭和62年(1987)に開館。川場村の歴史・民俗資料を収集・保存・展示する施設。
木造平屋建,瓦葺の建物は、明治43年(1910)に建てられた川場尋常小学校の校舎を移築・再利用したもの。価値が高いことから国登録有形文化財に指定されている。
館内には、遺跡から出土した古代ナウマン像の臼歯、縄文・弥生土器、古文書、農・民具など「古代から近代」の貴重な文化財を始め、歴史、自然、文化を紹介。
川場村の鳥獣のはく製や、書画・掛け軸などの美術品。また薄幸の女流歌人として知られ26歳の若さで自らの命を絶った《江口きち》の資料を見ることができるコーナーなど、展示物は充実していて見応えがある。