栃木県栃木市にある『栃木市郷土参考館(とちぎしきょうどさんこうかん)』は、栃木市の考古・歴史・民俗・産業資料を収集・保存・展示する施設。
施設建物は、豪商《井筒屋重兵衛》が公設質屋業を営んでいた約200年前の江戸時代に建てられた土蔵を改装して利用。
格子のくぐり戸で出来た入口、幅5寸(約15cm)高さ1尺3寸(約40cm)の鍵の手にまわる框(かまち)を始め当時では珍しい座敷、千本格子の取り外し自由な障子を使用。また鬼瓦のある重厚な屋根がある土蔵も多数の珍しい工夫が見られる貴重な建築物として評価が高い。
施設内には栃木市ゆかりの芸術家の作品・木の歴史資料・市内で出土した土器や石器・瓦や下駄作りの道具、伝統的な生活文化の資料を多数展示。栃木の歴史や魅力がわかる施設となっている。