那珂川町馬頭広重美術館は、建築家・隈研吾の設計によってつくられました。
「広重の芸術と伝統を表現する伝統的で落ち着きのある外観」をコンセプトとし、自然豊かな那珂川町の景観に溶け込むよう、ゆったりとした平屋建てに切妻の大屋根を採用しています。
さくら市出身の実業家・青木藤作氏が、大正~昭和初期にかけて収集した歌川広重の貴重な肉筆画、広重や歌川派の浮世絵版画、明治期の版画などを収蔵しています。
浮世絵を中心とした企画展・特別展を1年に約9回開催し、作品は展覧会ごとに入れ替えています。
美術館全体は、地元産の八溝杉による格子に包まれ、時間とともに移りゆく光によってさまざまな表情を見せます。
内装にも地元の材を使い、壁は烏山和紙床は芦野石でできています。