茨城県古河市中央町にある『鷹見泉石記念館(たかみ せんせき きねんかん)』は、幕末の蘭学者で古河藩家老でもあった《鷹見 泉石(たかみ せんせき、天明5年6月29日(1785年8月3日) - 安政5年7月16日(1858年8月24日))》に関連する資料を収蔵・展示する施設。
《鷹見 泉石》は、家老として藩主《土井利位(としつら)》に仕えた古河藩士。またロシア漂流で有名な《大黒屋光太夫[だいこくやこうだゆう]》とも親交があり、当時の江戸時代唯一のヨーロッパ国図「新訳和蘭国全図」を作成。教えを請う幕府の役人たちが彼の元に集まったと伝えられている歴史に名を残す人物。
館内では、代々の子孫に守られてきた資料を寄付された国指定重要文化財に指定されている貴重な資料を見ることができる。また施設は、かつて古河城の余材を使って建てたと伝えられている泉石の晩年の住まいを改修して公開しています。