茨城県ひたちなか市湊中央に位置する『湊公園』は、かつて
徳川光圀公命により1698年に水戸藩別邸・い賓閣跡を建設。
1864年の騒乱で焼失した場所を整備して出来た公園。
公園内には、徳川光圀公が現在の兵庫県須磨明石より移植さ
れたと伝えられている、樹齢300年以上の見事な湊御殿の松
を見ることができます。また徳川光圀公の造られた別荘であ
り、斉昭公など歴代の藩主も訪れ、宴席や詩歌の会が催され
たい賓閣跡に「い賓閣跡碑」が建っている。
他にも江戸小石川の水戸藩邸より移築された「山上門」。元
治元年(1864年)に元治甲子の乱で破壊された大砲鋳造
所「反射炉跡」を昭和12年に復元したもの。与謝野晶子と
小山いと子の短歌を描いた「文学碑」や昭和43年1月6日
にひたちなか市指定天然記念物に指定された海洋植物の重要
種「イワレンゲ」を見ることができます。