歴史
文化13年(1816年)、良寛は五合庵の老朽化と山の登り下りが困難になり、乙子神社社務所に移り住みました。ここでの10年間が良寛芸術の円熟期であり、晩年の境地を詩に詠んだとされています。境内には1858年に建立された最古の良寛の詩歌碑もあります。乙子神社は天照皇大神と彌彦神社の祭神を祀る末っ子の建諸隅命を祀っています。草庵は昭和62年に再建されています。
見どころ
乙子神社は国上寺へ向かう途中の、国上山の中腹に位置しています。良寛が過ごした草庵時代で、最も円熟した芸術の時期とされます。再建された草庵は、良寛の遺墨が生まれた場所として重要な場所です。