歴史
熊川番所は、寛永年間の1624年から1644年にかけて、小浜藩主酒井忠勝によって設けられました。当時、近江との国境に近い若狭街道(通称鯖街道)沿いに番所が置かれており、初めは中ノ町に位置していましたが、江戸時代中期には現在の上ノ町へと移転されました。熊川番所は明治3年まで使用され、その後廃止となりました。
見どころ
熊川番所は、建物や門、柵など、番所全体が復元されており、重要伝統的建造物群保存地区に指定された若狭町熊川宿内にあります。この場所では、宿場町の番所として使用されていた当時の様子を再現し、役人の人形や番所で使用されていた道具などの資料展示も行われています。歴史的な建造物を通じて、江戸時代の番所の姿を垣間見ることができます。