宮城県宮城郡松島町にある『観瀾亭・松島博物館(かんらんてい まつしまはくぶつかん)』は、文禄年中に伊達政宗が豊臣秀吉から拝領した伏見桃山城の一部だった建物の保存及び、江戸の文化がわかる博物館で構成される施設。
屋根は寄棟造り。東南に向きこけら葺きの京間18畳2室からなる施設に利用されている軽快な起りを持つ簡素明快な『観瀾亭』・・。元々伏見桃山城にあった茶室を二代藩主忠宗が海路ここに移したと伝えられており県有形文化財に指定。また床の間の張付絵や襖絵は国重要文化財に指定されている。
「伊達家伝来の什宝物、武具、装身具、化粧道具、書画松島のジオラマ」の展示をする『松島博物館』も内容充実。特に宮城県の重要文化財に指定された『鳳凰図』は必見。江戸時代の歴史が伝わる施設となっている。