和歌山県海南市黒江地区に広がる『黒江の町並み』は、日本の漆器四大産地として知られる400年以上の歴史を持つ「紀州漆器」で反映した延長 230m幅約12mの川端通り周辺に規則正しく並ぶ京風で趣のある「連子格子」の外観を擁する町屋。
今現在も漆器職人たちの住居、職場、問屋が多く残されており紀州連子格子や400年以上の歴史が感じられる「のこぎりの歯」のように雁行した家並みは美しくノスタルジックな雰囲気が特徴的。
観光スポットが多数あり、特におすすめは明治9年創業の国の登録有形文化財に指定されている『池庄漆器店』や、紀州備長炭パウダーを使用した真っ黒なバウムクーヘンが名物の築150年の古い漆器の町家を改装した「黒江ぬりもの館」。また生活文化としての酒造りの姿を伝える「温故伝承館」も人気の施設となっている。