和歌山県和歌山市の和歌山城の横、三年坂通りの南の小高
い丘の上に位置する『岡山の時鐘堂』は、1712年(正徳2
年)紀州藩5代藩主《徳川吉宗》の命により設置された鐘
楼。★和歌山県指定文化財史跡。
鐘楼は、元禄年間(1688~1703年)に二代藩主《徳川光貞》
の命により、大阪夏の陣で豊臣方が使用した大砲を改鋳し
たもの。建物高さは約6メートル。四方2階建て。2階の大
梁に吊下げられている梵鐘は、火災・洪水・異国船の出没
などの非常事態を伝える役目をし、2人の番人により管理
されていたと伝えられています。
終戦3周年にあたる1948年(昭和23年)8月15日に和歌山ユ
ネスコ協力を設立。「平和の鐘」打鐘会が開始。全国に広
がり、平和への祈りを捧げて欲しいという想いから2000年
に始まった「平和の鐘を鳴らそう!」では、毎年大晦日の
夜に、参加者が来た順に鐘を打つことができます。