歴史
厳美渓は、岩手県一関市に位置する磐井川中流の渓谷で、全長2kmにわたり奇岩や怪岩が美しく連なっています。1927年に国の名勝及び天然記念物に指定され、一関市内を流れる磐井川の浸食によって約900万年前の栗駒山の火山活動によって形成されたとされています。
見どころ
厳美渓は、栗駒山を源に流れる磐井川が巨岩を侵食し、大小さまざまな奇岩とエメラルドグリーンの水流が織りなす変化に富んだ景観が特徴的な美しい渓谷です。四季折々の風情が楽しめ、春は満開の桜と雪解け水が流れる渓谷美、夏は涼しげな渓流のせせらぎ、秋は色づく山々の紅葉、冬は水墨画を思わせる景色が広がります。また、厳美渓の名物「かっこうだんご」も渓谷散策の楽しみの一つです。