喜界島はまん中あたりが小高い地形となっています。そして、うっそうとした森が広がっているのが島の特徴です。
その森の中に、ウフヤグチ鍾乳洞があります。鍾乳洞の一般的な特徴として、石筍や石柱が地上から伸びたり、天井からぶら下がっているのだろうと思い描いていたものの、このウフヤグチ鍾乳洞はやや趣を異にしています。
入口にフェンスのように垂直に伸びて立ちふさがるガジュマルの根がありウフヤグチ鍾乳洞に訪れる人を拒むかのように並んでいます。
その先へ進んでいくと2つの鍾乳洞がありますが、片方の洞窟は奥で行き止まりになっていて、もう一方は抜けられるものの先は崖です。2つともそう長いトンネルではないものの、双方をつなぐ穴が数箇所あり通り抜けできます。真夏の最中にも、中はヒンヤリとしており、完全に外界とは異なる雰囲気となっています。中には照明が無く真っ暗ですので足元に注意が必要です。