鹿児島市の谷山から川辺方面へ向かう道沿いの看板に従って右折し、のどかな田園風景の中の細い道をひたすら走った先に見えてくるのが「児玉美術館自然公園」児玉美術館は鹿児島市で初の私立美術館です。杉や桧、竹、梅、桜、楓などの林が配された約10万平方メートルの敷地には小川が流れ、自然散策が楽しめる遊歩道もあり、さながら美術館公園といった趣です。芸術の薫りとともに四季の自然が楽しめるよう配慮されています。
海老原喜之助、大嵩禮造、山下三千夫など郷土作家の絵画を中心に収蔵しています。稀少な海老原の中学時代の作品や絶筆、香月康男の絵画と鹿児島の古陶器と現代陶器、前衛陶芸の第一人者の鈴木治、民芸陶器の河井寛次郎等の作品の展示はこの美術館ならではです。